2006年02月24日
次世代のメディアはどうなるの?/EPIC2014
『ネットは新聞を殺すのか』-変貌するマスメディア
湯川鶴章著
2014年のマスメディアはどんな世界になるのか具体的な像が浮かんでいますか?
巷ではインターネット文化は「虚像」であったという結論めいた論説が喧しい。
インターネットが虚像だと考えている人は全くの時代遅れである。
未だにインターネットには大きな可能性がある。
もっとハッキリ言うならばインターネットが現代のマスメディアを大きく変貌させることは間違い無い。
きっと2010年になっても、2030年になっても既存のTVも新聞も雑誌も無くなることは無いだろう。
TVが台頭したからと言ってラジオが無くなることないし、Eメールが主要な通信手段となろうが肉筆の手紙が無くなることは無い。
しかし確実にネットがメディアの主流になる。
HDDの録画機能は廉価で高性能なものが普及するようになり、1週間分の全てのTV番組を録画して時間のあるときに興味のあるものだけを視聴する時代が来る。
現在15.2%の普及率は2009年には44.3%にまで延びると予想されている。
このことでTV広告の約2.6%が無意味になり、広告の損失総額や約540億円になると試算されている。
この世界が具体像で想像できるだろうか?

“EPIC2014”というショートムービーをご存知だろうか?
(※フラッシュムービーはこちら→字幕版)
2004年の夏に公開されたこのフラッシュで示される2014年のメディアの像をジョークと感じるのか、「ありうるな」と感じるのかは人それぞれだ。
奇しくも私はGoogleもAmazonもどちらも愛用している。
その二つが合体して“Googlezon”という巨大マスメディアが世界を席巻するとある。
Googleなのか、Amazonなのかは分からないが、検索エンジン(ポータル)と、Eコマースの大合併によって、次世代のマスメディアの主流になると予想している。
この世界が具体像で想像できるだろうか?
HDD録画の普及によってTV広告は飛ばされるようになる。
TV広告は完全に無くなることはありえないが、これまでのような広告効果はなくなり企業はTV広告に巨額の投資をすることに意味を感じなくなるだろう。
しかし大企業は、一般の国民、市民にマス広告を打ちたいと考えている。
TV広告の効果が減少するとなると、次世代のマス広告は何だろう?
バナーか、クリックバリューか?フラッシュを用いた面白広告か?
現代の日本のマスメディアは旧態依然とした寡占の世界であった。
日本独自の記者クラブと、再販制度、そしてTVと新聞がべったりくっ付いた「新規参入」が絶対にできないガチガチの世界であった。
このガチガチの世界にネットのマスコミが新規参入すると予想し、期待したい。
今回のタームで受講した「国際メディア論」はとても興味深い講義であった。
講義の中でスピーチをしていただいた湯川鶴章氏に講義が終わってからも捕まえてこの質問をぶつけてみた。
その回答はナイショである。
興味がある方はご自身でお勉強してください。
参照:「湯川鶴章のIT潮流」
「ネットは新聞を殺すのかblog」
『ブログ・ジャーナリズム―300万人のメディア』