2008年07月23日
『広告会社は変われるか』/北京五輪で石井慧は金メダルを取る
もうすぐ始まる北京オリンピックで私が野球と並んで注力しているのが石井慧だ。彼の柔道は井上康生や、古賀稔彦のように華はない。
非常に地味な柔道で、見ている分には石井が逃げて組もうとしないだけに見える。
素人の私から見てもセコい柔道で、ポイントで逃げ切るというスタイルだ。
あるテレビ番組で石井慧は「一番強いヤツ」という話をしていた。
彼だけが言っていることではないが、石井の指摘する一番強いヤツというのは「変化に対応するヤツだ」と。
柔道は今JUDOとして世界的なスポーツになっている。
事実フランスを始めとするヨーロッパでは日本よりも競技人口が多いのだ。
そのJUDOにおいて今世界の流れは華やかな一本勝ちではなく、ポイントを取って「負けない柔道」になっている。
石井慧はその世界の柔道に誰よりも対応している人間なのである。
私はこの石井慧がセコいポイント勝ちで金メダルを取ると予想しているのだが、果たしてどうなるだろう?
『広告会社は変われるか』―マスメディア依存体質からの脱却シナリオ
内容(「MARC」データベースより)
戦後60年、マスメディアとともに発展してきた日本の広告会社。しかし急速に進むグローバル化とネット化の大波を受け、真の変貌を迫られている。果たして、日本の広告会社は勝ち残れるか。電通総研・前社長による渾身の提言。
さて、こちらの本を読了した。
内容としてはタイトルにあるように、広告会社がこれまで築いてきたビジネスモデルは早晩崩壊し、その変化に対応できるのかという警笛が鳴らされている。
基本的な変化の根源としてはインターネットの台頭と、グローバル化の進行の2つだ。
本書の中で記述されている指摘は、この本に限らずどこででも書かれていることなので、新鮮味はあまりないだろう。
それでも電通総研の前社長が書いた本ということで、電通や博報堂の人間はあまり気分はよくないはずだ。
現場での、想像できない、しかも数限りなく起こる変化には、経営者は直接タッチできない。それをするのは現場である。現場の人間のアンテナが優れ、決断と実行力を備えていなければ、新たに続々とやってくる、思いもかけない強力な仕掛けに対し、路頭に迷うだけだろう。では、優秀な人材を確保するのはどうしたらいいのか。それはまず採用であろう。既存のビジネス・スキームに固執することから離れて自由な発想で環境の変化に対応できる新しい人材の維持である。これが最も重要である。
(本書163ページより抜粋)
広告会社は本書で藤原氏が指摘しているように大きな変革が訪れるだろう。その変化に対応できるかどうかが会社の優劣をつけるようになるだろう。
破天荒で変化に柔軟に対応できる、そして成功の実績を持った社員をどれだけ社内に保持しているのかが問われることとなる。